異なるタイプの脱毛症の評価

ルートヴィヒ分類マクダニエル分類、およびノーウッド・ハミルトン分類は、それぞれ異なるタイプの脱毛症を評価するために使用される分類法です。それぞれの分類法が対象とする脱毛症や進行具合が異なります。以下で、各分類法の特徴と違いを説明します。

1. ルートヴィヒ分類

  • 対象: 女性型脱毛症(FAGA)の進行具合を評価します。
  • 特徴:
    • ルートヴィヒ分類は、女性型脱毛症の進行度を評価するための分類法です。進行具合を3つの段階に分けて評価します。
    • 頭頂部や分け目の薄毛が特徴で、男性型脱毛症とは異なり、前髪の後退は見られません。
    • ステージ1: 軽度のびまん性脱毛(薄毛が広がり始めた段階)。
    • ステージ2: 薄毛が目立ち、頭頂部や分け目がさらに薄くなる段階。
    • ステージ3: 頭頂部や分け目の広範囲にわたる薄毛が進行し、地肌が目立つ段階。

2. マクダニエル分類

  • 対象: 女性型脱毛症(FAGA)の進行具合を評価します。
  • 特徴:
    • マクダニエル分類も女性型脱毛症に特化した分類法です。脱毛症の進行度を5段階で評価します。
    • 頭頂部の薄毛を中心に、びまん性に広がる脱毛症の進行具合を評価します。
    • ステージ1: 軽度の薄毛。
    • ステージ2: 頭頂部の薄毛が進行。
    • ステージ3: 薄毛がさらに広がり、頭頂部の髪が目立つ。
    • ステージ4: 脱毛症がかなり進行し、地肌が見え始める。
    • ステージ5: 頭頂部がほぼ全滅し、広範囲にわたって薄毛が進行している段階。

3. ノーウッド・ハミルトン分類

  • 対象: 男性型脱毛症(AGA)の進行具合を評価します。
  • 特徴:
    • ノーウッド・ハミルトン分類は、男性型脱毛症(AGA)の進行度を評価するために使用される最も広く認識されている分類法です。進行具合を7つの段階に分けて評価します。
    • ステージ1: 脱毛がほとんど見られない段階。
    • ステージ2: 生え際が少し後退し、M字型に薄毛が始まる。
    • ステージ3: 前髪や頭頂部が進行的に薄くなる。
    • ステージ4: 前髪と頭頂部の薄毛がさらに進行し、両者が繋がり始める。
    • ステージ5: 頭頂部と前髪がさらに進行し、薄毛が広がる。
    • ステージ6: 脱毛が広範囲にわたって進行し、髪の密度が著しく減少。
    • ステージ7: 頭頂部のほとんどに髪がなくなり、後頭部や側頭部にも脱毛が広がった最終段階。

違いのまとめ

  1. 対象の脱毛症のタイプ:

    • ルートヴィヒ分類: 女性型脱毛症(FAGA)。
    • マクダニエル分類: 女性型脱毛症(FAGA)。
    • ノーウッド・ハミルトン分類: 男性型脱毛症(AGA)。
  2. 進行の評価段階:

    • ルートヴィヒ分類は3段階。
    • マクダニエル分類は5段階。
    • ノーウッド・ハミルトン分類は7段階。
  3. 進行の特徴:

    • ルートヴィヒ分類マクダニエル分類は女性型脱毛症を評価するため、頭頂部や分け目の薄毛が中心です。
    • ノーウッド・ハミルトン分類は男性型脱毛症を評価し、前髪の後退や頭頂部の薄毛を中心に評価します。

これらの分類法は、脱毛症のタイプに応じて異なる進行具合を評価し、適切な治療方針を決定するために使用されます。

ルートヴィヒ分類、マクダニエル分類、ノーウッド・ハミルトン分類表

分類法 対象 評価段階 進行の特徴 脱毛の部位 主な適用者
ルートヴィヒ分類 女性型脱毛症(FAGA) 3段階 頭頂部や分け目の薄毛が中心。前髪の後退は見られない。 頭頂部、分け目 主に女性
マクダニエル分類 女性型脱毛症(FAGA) 5段階 頭頂部の薄毛が進行し、びまん性に広がる。進行具合を5段階で評価。 頭頂部、分け目 主に女性
ノーウッド・ハミルトン分類 男性型脱毛症(AGA) 7段階 生え際の後退から頭頂部の薄毛が進行。最終的に頭頂部がほぼ無毛になる。進行度に応じて7段階で評価。 前髪、頭頂部、側頭部 主に男性

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